目指すところ

ほっとする、人と、ともに過ごすために
みなさんが生きていくために、必要なものは何でしょうか?
空気や水のように、あたりまえすぎることを、あえて欲しいものにはあげる方は少ないのではないでしょうか。
なくてはならない、なくなると困る、それが日常生活です。
介護部門の生活目標は、私たちが日常生活をおくるうえで、無意識に、あたりまえのように行っていること
行ってきたことを、あえて言葉にしたものです。
私たちは、ありふれた日常、生活の継続を、これからも大切にしたいと考えています。

■近江舞子拠点 介護部門 生活目標
① 自分らしく暮らします。
(思いを受け止められるコミュニケーション能力を養い、丁寧な声掛けで敬意を持って本人を知ろうとします)
② 食べる喜楽を味わいます。
(嗜好や体調・体力に合わせた食事メニューと美味しく味わっていただける雰囲気づくりを提供します)
③ お口から食べ続けられるように、しっかりと噛んで飲み込む力を保ちます。
(無理ない食事支援の継続に向け、口腔ケアや嚥下体操に取り組みます)
④ 食べるためによく寝て、しっかり出します。
(適切な睡眠環境と排泄支援を心掛けます)
⑤ 身だしなみを整えて毎日を過ごします
(整容に気を配り、正しい姿勢が保てるように働きかけます)
⑥ 外出や活動の機会を持ち、地域とのつながりを感じつづけます。
(他者と交流する場を提供し、レクリエーションや外出等、楽しみごとがもてる機会を作ります)
⑦ 最期まで住み慣れた地域で過ごします。
(自身の人生がよかったと思える最期のときを迎えるためのお手伝いをします。―看取り介護を行います―)
平成20年4月1日制定
令和 2年4月1日改定

■真野拠点 介護部門 生活目標
①お出かけする(外出機会をつくります)
②いろんな人とつながりをもつ(会話や関わりの機会をつくります)
③床に足をつけて座る(姿勢を整えます)
④体力をつけるためしっかり食べる(美味しく食べて頂ける工夫をします)
⑤食べるためにしっかり出す(トイレに座って頂くことを基本とします)
⑥家庭浴で気分転換する(意欲を引き出します)
⑦好き嫌いが言える(敬意を払いながら、本人を知ろうとします。ご本人の生活リズムにあわせた関わりをします)
⑧気持ちよく過ごす(清潔快適な環境づくり、換気をします)
⑨よりよい介護が受けられる(よりよい姿を目指し、学び続けます)
⑩最期まで地域の一員として暮らす(看取り介護を行います)
平成29年 1月11日制定
■各拠点(介護部門)の生活目標について■
生活目標は、強制するものではありませんが、利用者の皆様がもっておられる普遍的なニーズ、場合によって
隠されたニーズとして捉え、そこに対して目指していくものになります。
生活目標内の括弧書きで書かれたものは職員の目標、括弧書きだけない部分は利用者の皆様にも目指して頂きたいものです。
皆さんと一緒に同じ方向を向いて運営できるよう、それぞれの立場で実現に向けて努力をしましょう。

いずれも、実施が不完全な部分もありますが、
①職員には、目指したい方向を理解しつつ一緒に頑張っていける方に集まって頂きたいと願っています。
②又、利用者様、ご家族様には、これらの取り組みに向けてあたたく見守って頂けることを切に願っています。
皆で一緒に育っていく、作り上げていく法人を目指しています。