睡眠時センサー・インカム完全配備

夜間の支援が充実しています

①睡眠時センサー(商品名:眠りスキャン)を
 法人全床に設置(近江舞子96床、真野63床)
 本センサーを日中にも活用し、利用者様の生活リズムに応じた支援となるよう心掛けています。 

②夜間帯オンコール体制あり
 看護職員等のオンコール体制が毎日あるため
 必要時、相談しながら対応することができます。

③業界最高水準の夜勤手当
 1夜勤11,000円
(勤務時間は16時~9時。1グループ15名以上対応の場合。※1)

④夜勤加配あり
 リベロ勤務と呼んでいる、追加職員を配置しています。リベロ勤務は21時~8時※2、1リベロ勤務5,000円)
 夜間支援の充実と夜勤職員の負担軽減を大きな目的としています。 
 近江舞子拠点は、2024年度中に配置予定です。

⑤インカム(トランシーバー)配備
 日中夜間の連携をとりやすい体制をつくっています。 

 夜間帯は利用者様の大半が就寝されているとはいえ、日中と比べ、職員体制が手薄となり、急変等による職員の不安感も強くなります。
そのため、法人として夜勤者に対しての配慮を充実させる工夫を行っています。

夜勤について

※1 夜勤は『二交替制』を採用しています。夕方出勤し朝退勤するという勤務体制です。
 以前『三交替制』(22時頃出勤し7時頃退勤する体制)を一時期、近江舞子ユニットにおいて採用した歴史がありますが、現在のところは『二交替制』で落ち着いています。(16時~9時他、一部時間変更あり)

 どちらにも一長一短(長所と短所)があります。
 三交替制の長所としては、日勤帯の勤務が組みやすくなることや、長時間労働の是正になることなど良い面もあります、しかし、反面、短所として、出勤回数(会社に通勤する回数)が単純に増えます。
 例えば、月5回夜勤なら10回になること、これによって毎日のように出勤しているという感覚に陥りやすくなり、一回の勤務時間は短いのに、逆に、疲労感が強くなることです。先ほどの、22時~7時勤務の例で考えると、三交替制は勤務表上は、22時から24時が夜勤、24時~7時は会社で仕事をしていても明け休みという形になるということです。例えば、夜勤明け休みの次の日が早出だった場合、7時~翌7時の勤務インターバルとなります。また、22時~7時の場合、休憩時間をどこでとっていただくかも問題になります(8時間以上勤務では1時間の休憩が必要です)

 これに対し、当法人で採用している二交替制は、短所として長時間労働でしんどい反面、長所として、出勤回数が減り、夜勤明け休みが完全な休みになるため、心身のリフレッシュを図りやすいという部分があります。
 例えば、夜勤明け休みの次の日も休みの場合、休みになる時間が、夜勤明けの9時~24時の15時間と、翌日丸一日の24時間、そして次の日がもし早出の7時だったとして0時~7時の7時間、合計15+24+7=46時間の勤務インターバルができる形となります(当法人のほとんどのシフトの組み方は明け休みです) 
 二交替制にあわせ、夜勤加配勤務を加えることで更なる体制の充実を目指しています。

※2 職員が安心して働くことができるので、利用者様も安心してケアが受けられます。

記録は電子化しています

当然ですが、記録は電子化を行っています。

当法人は、業界シェアの割合が非常に高い、
NDソフトウェアの、ほのぼのNEXTを使用しています。

使用しやすいこと、他法人からの転職でも抵抗なく使用できる可能性が高いことなど、様々な点で、業務をサポートしてくれています。

※画面はイメージです

~ICT・介護ロボットの活用~ 

ICT(情報通信技術)とは、簡単に言えば「ネットワークを活用して情報を共有すること」です。 介護業界では主に「今まで紙で管理していた情報をデジタル化することにより、業務負担を軽減すること」を目的として取り入れられています。

当法人では、ICTを活用することで、入居者様の自立支援に繋がる支援が出来ると考えています。

眠りスキャンやインカム等を導入し活用することで、特に夜間は訪室回数を減らすことが出来、その結果、入居者様の安眠に繋げることができます。
また、夜勤職員の負担の軽減させることにもなります。

当法人では、2024年5月に介護現場でインカムを導入致しました。


 

<製品名> ALINCO 

超小型 特定小電力トランシーバー ラペルトーク DJ-PX7シリーズ


幅4.2cm、高さ5.3cm、厚み1.7cm。電池とクリップを含んでも重さ50gの軽量で、イヤホンマイクとトランシーバー本体が融合した他にないトランシーバーを継承したモデルです。トランシーバー本体を腰に装着し、外部マイクを身体に装着する概念を覆したモデルです。既存のチャンネルとグループ番号を自動で検知して設定してくれるアクシュ(ACSH)、マスター機にした「DJ-PX7」の設定を同時に多数の「DJ-PX7」にコピーできるエアクローン、スマートフォンから機能やチャンネルが書き込めるフリーアプリに対応など、便利なユーザー目線の機能が追加されています。ラペルトークとは、「ジャケットの襟」のラペルと「話す」のトークを合わせた、超小型インカムシリーズの愛称です。(メーカー商品紹介ホームページより)

台数は、近江舞子しょうぶ苑45台、真野しょうぶ苑36台 合計81台(2024年5月現在)を保有しています。

 

インカムは、現場職員が全員装着することで、職員間で一斉に業務連絡を行うことができ、業務中でもワンタッチで双方向通信が可能であるため、伝達のための動作が大幅に削減、業務の効率化につながります。今後は介護職員だけでなく看護職員とも連携できるようにし、職員がエッセンシャルワーカーとしてその専門性を十分に発揮する事ができる体制の構築を目指すだけでなく、入居者様へのサービス向上に活用できるよう取り組んで参ります。

 

<現場職員からの声>

 ・もっと難しいのかと思っていましたが、操作が簡単でした。
  その場にいるのは1人でも、誰かが教えてくれたり返事をしてくれるので、安心感に繋がっています。

 ・これまでは、遠くにいる職員に廊下の端から大きな声で呼んだり、業務のことを伝えたりしていましたが、それが無くなることで、
  フロアが静かになり、入所者さんが「生活の場」として静かに落ち着いて生活できるようになった気がします。
  場所や電波状況によって、多少聞えづらいこともある点は、今後の課題でもあります。

 ・共有したいことを1人ずつに伝えて回ることなく、一瞬で共有できます。物の置き場所を知りたい時なども、会う人会う人に聞かなくても、
  すぐにわかり、皆が知ることができます。

 

まだまだ導入したばかりですので、今後使用していく中で、職員同士で案を出し合うなどしながら、いろいろな活用が出来るのではないかと思います。

志賀福祉会では、これからも介護現場のICT化を推進し、入居者様へのケアの充実を図って参ります。